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歯科コラム

マルチブラケット矯正の失敗例と対処法

金銭的にも時間的にも、決して負担が少ないとは言えない歯科矯正。治療の失敗はしたくないと考えるのは当然のことでしょう。しかし、見た目が改善しない、予期せぬトラブルが発生したなど、失敗のリスクはゼロではありません。今回は、マルチブラケット矯正における失敗例と原因、失敗を回避するための対処法について解説します。

マルチブラケット矯正で起こりがちな失敗例

マルチブラケット矯正による失敗は、大きく3つのタイプに分けられます。

【矯正後の見た目】
矯正治療を終えても審美面での改善が見られない、あるいは悪化した場合は失敗とされることが多いでしょう。歯並びは整ったのに、口元が前に出ていて歯が噛み合わない、正中にズレが生じた、ほうれい線が濃くなったように感じる、などの例が挙げられます。
【歯や顎のトラブル】
歯や顎のトラブルも、歯科矯正の失敗例の一つです。歯科矯正では、歯の土台部分が短くなる「歯根吸収」が生じることがあります。軽度の歯根吸収は特に問題ないとされますが、重度の場合歯の寿命に影響するおそれがあります。また、治療後も顎に痛みがある、動かすと音が鳴るような場合は、顎関節症の可能性があります。
【治療の長期化】
想定通りに歯が動かず、マルチブラケットの装着期間が長くなることがあります。治療の長期化に伴って、費用がさらにかかるケースも少なくありません。

マルチブラケット矯正の失敗原因

マルチブラケット矯正の失敗原因は、大きく分けて2つあります。

【不適切な治療】
不十分な検査や診断、不適切な抜歯、無理な治療スケジュールでの矯正は、失敗の原因になり得ます。これらは、歯科医師の技術・経験不足によるところが大きいでしょう。
【歯の状態】
噛み合わせの状態が悪い、歯が複雑に生えているなどの理由で治療に時間を要することがあります。また、矯正中は歯を磨きづらくなるため虫歯や歯周病のリスクが高い状態です。装置を外して虫歯の治療を優先することもあり、治療が長引く可能性があります。

歯科矯正の失敗を防ぐ対処法

歯科矯正の失敗を防ぐには、矯正に関する知識を身につけておくことが大切です。治療期間の目安やメリット、リスクなどを自分なりに把握した上で治療方法を検討しましょう。また、安いから、早く治療が終わりそうだから、という安易な視点での病院選びはおすすめできません。過去の対応症例や実績、治療方針や費用について丁寧な説明をしてもらえるかといった点を見極め、信頼できる病院・医師を選ぶことが重要です。

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