マルチブラケット装置が当たって痛い時には | 矯正歯科コラム

お気軽にお問い合わせください

072-229-6474

COLUMN
歯科コラム

マルチブラケット装置が当たって痛い時には

歯の矯正治療は、ワイヤーとブラケットを使用するワイヤー矯正と、マウスピース矯正の2種類に分類されます。ワイヤー矯正は、一度装着すれば自分で外すことはできません。一方でマウスピース矯正は、食事の際や歯みがきなどの際には外すことができ、1日20時間以上の装着をすれば矯正治療が問題なくできます。

これだけを見ると、マウスピース矯正の方が取り外すことが可能なので、自由度が高く魅力的に感じます。しかし、デメリットもあるのです。それは、自分で取り外すことが容易なため、違和感が強い、少し痛いなどの理由で外す時間が多くなってしまいがちな点です。外している時間が長いとそれだけ矯正の効果が薄れてしまいますから、高額な費用に見合わない効果しか得られないというケースも少なくありません。

一方でワイヤー矯正は、自分では取り外せないため確実な効果を期待できるのです。しかしながら、ワイヤー矯正にもデメリットはあります。それはマルチブラケット装置が、舌や頬の内側に当たって痛みや強い違和感を生じさせる点です。矯正を開始すると歯が移動を開始しますから、ワイヤーの先端が余って伸びてきます。この伸びたワイヤーの先端が頬の内側に刺さって、チクチクとした痛みを発生させてしまうのです。

この痛みの対策に、矯正装置に貼り付けるワックスと呼ばれる保護剤を使用します。このワックスと呼ばれる保護剤で装置をカバーすることで痛みを防止することが可能です。使い方は簡単です。まず、ワックスが汚れないように手を洗います。次に口の中の汚れを、うがいをして洗い流します。その後、ワックスを取り出して小さく丸めてマルチブラケット装置の上に置き、指で押し付けて装置をカバーします。

この際、一度使ったワックスは捨てて、新しいワックスを使用しましょう。慣れれば簡単なので、使い方の心配をする必要はないでしょう。また、ブラケット装置も慣れてくると痛みを感じなくなります。治療期間中ずっと痛いわけではありませんので、ご安心ください。

top
072-229-6474 お問い合わせ
line
LINE予約
お問い合わせ CONTACT
line
LINE予約