矯正治療ができないケースとは | 矯正歯科コラム

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歯科コラム

矯正治療ができないケースとは

ひと昔前に比べて矯正治療が手軽に受けられるようになったことから、治療を希望する人も増えてきました。しかし中には、さまざまな理由で矯正治療の適応外となることがあります。本記事では、矯正治療ができないケースについて解説します。

口腔内に原因があるケース

前提として、矯正治療は健康な歯と歯茎を持つ方に適した治療法です。矯正治療では、歯に強い圧力をかけて、歯を支える「歯根膜」に軽い炎症を発生させることで歯を移動させます。すでに重度の歯周病がある場合は、さらに悪化させてしまうリスクがあるため、すぐに矯正治療を始めることはできないのです。とはいえ、「歯周病があるから絶対に矯正治療ができない」というわけではなく、まずは歯周病に対する治療を行い、症状が改善されれば矯正治療を受けられる可能性は十分にあります。

また、歯科矯正をするかしないかに関わらず、重度の歯周病を放置すると、歯を支える「歯槽骨」が溶けてなくなる現象が起こります。感染した骨が元に戻ることはないため、そこまで重症化してしまうと矯正治療は受けることはできません。

口の中以外に原因があるケース

一般的に「受け口」と呼ばれる反対咬合のように顎の骨格異常がある場合は、歯の矯正治療だけでは改善が期待できず、外科手術が必要になることがあります。骨が柔らかい子どものうちは小児矯正治療による咬合誘導で治療できるケースも少なくありませんが、骨に柔軟性がない大人の場合、基本的には外科治療が第一選択となります。しかし、骨格異常とは無関係に、歯並びが原因で受け口を引き起こしているケースもあるため、一度相談してみるといいでしょう。

なお、矯正治療中は1ヶ月に1度程度の割合で通院するのが基本です。しかし出張や旅行などで長期的に受診できない場合でも、3ヶ月程度であれば治療を継続できるケースがほとんどです。それ以上になると一旦矯正装置を外したり、移動先の病院への転院手続きが必要になったりする可能性があるため、そういった予定がある場合は事前に相談しておくと安心です。

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