口腔内環境を整えるためのケアとは | 矯正歯科コラム

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COLUMN
歯科コラム

口腔内環境を整えるためのケアとは

加齢とともに口腔内の状態は悪化するといわれています。しかしながら、口腔内環境の悪化はさまざまな病気につながる恐れがあるため、適切なケアで口腔内を清潔に保つ必要があります。

本コラムでは、高齢者の口腔ケアの重要性とその方法について解説します。正しい口腔ケアを実践し、高齢者が元気で充実した日々を送れるようサポートしていきましょう。

口腔ケアを怠るとどうなる?高齢者の口腔ケアの重要性

口腔ケアを怠ると虫歯・歯周病・口臭などの口腔内トラブルが増加します。さらに繫殖した細菌が原因となり、誤嚥性肺炎や感染症を引き起こす恐れもあります。

適切なケアで口腔内を清潔に保つことは、これら病気の予防に役立つのに加え、次のようなメリットも享受できます。

  • ・唾液の分泌が増えて自浄作用が高まる
  • ・脳に刺激を与えて認知症を予防する
  • ・口腔機能が向上しコミュニケーションが円滑になる
  • ・味覚が改善し食欲が増進する

このように、口腔ケアはコミュニケーション能力や味覚機能などにもよい影響を与えます。正しい口腔ケアを継続することは、生活の質を向上させる意味でも重要といえるでしょう。

高齢者の口腔ケアの方法と気をつけたいポイント

高齢者の口腔ケアの基本的な手順は次の通りです。

  • 1.うがい
  • 2.歯磨き
  • 3.舌の掃除
  • 4.唾液腺マッサージ

歯磨きなどの一般的なケアに加え、唾液の分泌を促進する唾液腺マッサージも行うと効果的です。唾液腺マッサージは、顔まわりにある耳下腺・顎下腺・舌下腺を軽く指で圧迫するだけなので、気軽に取り入れられます。また、起き上がれなかったり、水を口に含めなかったりする場合は、湿らせたスポンジやブラシで口腔内を掃除する「口腔清拭」を行います。入れ歯を使用している方は、入れ歯のお手入れも忘れないでください。

次に高齢者の口腔ケアで気をつけたい4つのポイントを紹介します。

  • ・誤嚥しない体勢で行う
  • ・補助は必要最低限にする
  • ・できるだけ短時間で終わらせる
  • ・口腔内の状態を日々チェックする

口腔ケアを自分で行うことは、リハビリやモチベーションアップにつながります。可能な限りのケアは高齢者自身に任せ、難しいところを周囲がサポートしていくとよいでしょう。このとき長時間のケアは不快感につながるため、なるべく短時間で終わるよう配慮するのも重要です。

また、歯茎の腫れや出血、虫歯の有無などのチェックも習慣にし、もし少しでも気になることがあれば早めに歯科医院を受診してください。正しい口腔ケアで口腔内環境を整え、高齢者が健康で充実した生活を送れるようサポートしていきましょう。

Q1:食事を口から摂取しない場合でも口腔ケアは必要でしょうか?
A1:はい、必要です。食事を取らないと口を動かす回数も減り、唾液が減少します。唾液が少ないと細菌が増殖しやすくなるため、清潔に保つための口腔ケアが必要となります。
Q2:入れ歯は歯と同様の方法でお手入れすればよいですか?
A2:入れ歯のお手入れには入れ歯専用のブラシを使います。ブラシでこすり洗いしたあと、義歯洗浄剤でつけ置き洗浄をするのが一般的な方法です。
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