床矯正の適応年齢と治療期間について | 矯正歯科コラム

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床矯正の適応年齢と治療期間について

お子様の歯並びや噛み合わせが気になっている方で、矯正を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。床矯正(しょうきょうせい)は、お子様の成長とともに顎を拡大させる矯正治療の1つです。比較的痛みが少なく、自分で装置を取り外せるメリットがある一方、適応年齢の制限や治療期間など、事前に考慮すべき点も存在します。

本コラムでは、床矯正の適応年齢と治療期間について詳しく紹介します。

床矯正の適応年齢は5~7歳までが一般的

床矯正の適応年齢は主に5〜7歳ごろです。治療は入れ歯のような装置を用いて行います。治療開始時期が早いほど、必要な装置の数が少なく、治療期間も短くなる傾向にあります。 ただし、10歳ごろを過ぎると永久歯が生え揃い、顎があまり成長しないため注意しましょう。床矯正を検討しているのであれば、早期の治療を開始してください。

床矯正の治療には、さまざまな装置が使用されます。矯正装置に付属しているネジを回すことで顎を少しずつ拡げ、歯並びや噛み合わせを改善します。治療の痛みは比較的少なく、慣れれば自宅でネジの調整も可能となるため、日常生活への影響は少ないでしょう。また、矯正装置は口の中の形状にフィットするように設計されています。正しい位置に装着しなければ効果が得られないため、お子様による矯正装置の取り扱いには気を配ってあげてください。

床矯正の治療期間は約1年半~3年が目安

床矯正治療の期間は、症状や矯正装置の装着時間によって異なりますが、1年半~3年程度が目安です。また、装置の調整をした際に不快感や痛くなる場合もありますが、ほとんどの場合、数日から1~2週間で慣れるといわれています。

矯正装置は基本的に1日12時間以上の装着が必要です。夕食後から翌朝まで装着していれば、学校生活中や、食事・歯磨きの時間には取り外すことができます。一方、装着時間が不足すると治療効果が低下するため、歯科医師と相談のうえ、治療方針の変更や治療期間の延長を検討しましょう。床矯正は、お子様の自然な成長期に合わせて顎の成長拡大を促す矯正治療です。お子様の歯並びや噛み合わせに不安のある方は、歯科医師と相談のうえ治療を検討してください。

Q.1 床矯正治療には保険は適応されますか?
A.1 床矯正は自費診療です。治療内容により費用は異なりますが、一般的に保険診療よりも高額となる傾向にあります。詳細な費用についてはお問い合わせください。
Q.2 床矯正治療中は、食事に制限がありますか?
A.2 床矯正装置がついていると、硬い食べ物や粘り気のある食べ物を食べるのが難しくなる場合があります。また、装置が壊れたり外れたりする恐れがあるため、ガムの噛みすぎや硬いキャンディなどは避けてください。
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