マルチブラケット矯正と発音 | 矯正歯科コラム

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マルチブラケット矯正と発音

矯正治療を始める際に、矯正装置をつけた際に、発音への影響はないのかを心配される方もいらっしゃいます。特に、接客業や営業、教師など、会話が重要である方は、発音しにくくなることは避けたいでしょう。そこで今回は、マルチブラケット矯正と発音の関係性についてご説明します。

マルチブラケット矯正は、表側に装着するのが一般的で、この使用方法の際には発音にはさほど影響はありません。しかし目立たない裏側矯正を選択した際は、発音しにくい音が出てきます。発音する際、舌を歯の裏側につける特定音がありますが、マルチブラケット矯正の器具が歯の裏側にあると、いつものような舌の動きがしにくくなり、器具に当たらないよう舌を引っ込めて発音をしてしまいます。

その結果、日本語であればサ行、ザ行、タ行、ダ行、ラ行などが発音しにくく、発せられる音に違いがでてしまうのです。例えば、サはシャ、ナはニャに聞こえてしまうようなイメージです。また、英語の発音は舌の動きが重要になるため、thなどの特定音が出しにくいことで、英語の授業での会話やビジネスの場での英語のコミュニケーションなどに影響が出てしまうケースがあります。

しかし、矯正治療をしている間ずっと発音しにくいわけではありません。治療開始時には、装置に慣れないので発音しにくいですが、1~2週間ぐらいの間、意識して話していると普段通りに発音できるようになります。早い人では数日、遅い人でも1ヶ月経てば、違和感なく話せるようになるでしょう。個人差はありますが、徐々に慣れるということで安心できるのではないでしょうか。

あとは、矯正治療後に後戻りを防ぐために装着するリテーナー装着時も、発音しにくい状態になってしまいます。ただし、リテーナーは自分で自由に取り外しが可能なので、発音を気にせずに話したい場面では、リテーナーを外して話すこともできます。

以上より、裏側矯正は治療開始時に一定期間に発音しにくいですが、慣れると通常通り話せるようになります。ただ、短い期間であっても発音しにくいことがネックになるお仕事、生活環境の方は、表側矯正の方がおすすめです。

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