マルチブラケット矯正装置をつける手順 | 矯正歯科コラム

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マルチブラケット矯正装置をつける手順

マルチブラケットは、幅広い症例に適応できる矯正装置で、歯の1本1本にブラケットと呼ばれる小さな部品を取り付け、取り付けられたブラケットにワイヤーを通して歯を移動させる装置です。歯の移動量に合わせて定期的にワイヤーを調整し、少しずつきれいな歯並びに治すことができます。ほかの矯正装置だと難しい重度の歯並びの悪さにも対応可能で、幅広い症例に利用できるメリットがあります。

さらに、ほかの矯正装置よりも細かい調整が可能なので、あらゆる噛み合わせの改善に大きな効果が期待できます。歯の表側にブラケットを装着する関係上、矯正していることが目立つという点がデメリットです。ただし、金属でなくセラミック製の白いブラケットなら、審美性に優れているので目立たせることなく治療ができるのです。

マルチブラケット装着のためには、ブラケットを装着する歯面のクリーニングをする必要があります。専用のペーストとブラシを使って歯面をクリーニングし、歯のエナメル質表面にあるバイオフィルムをきれいに除去するのです。次にブラケットを装着する部分に、エッチング(リン酸処理剤)を塗ってエナメル質表面をザラザラにして接着剤が付きやすく加工します。

次に、ブラケットと歯面に接着剤を付けて、ガイドを使って歯の表面の適切な位置にブラケット装着を行ないます。ブラケット装着した部分に紫外線を光照射すると、約3秒で接着剤が硬化して歯面にブラケットが強力に固定されるのです。すべての歯面にブラケット装着が完了したら、ワイヤーを通して1歯ごとに結んでいきます。

ワイヤーの調整は一人ひとりの状況に合わせて、オーダーメイドで行なわれていきます。以上が、マルチブラケット矯正装置の装着の流れです。後は定期的に通院してブラケットの固定状況の確認と、ワイヤーの調整を行ないます。また、矯正装置を装着するとブラッシングが難しくなり、磨き残しなどがどうしてもできるので口腔ケアも行なうとよいでしょう。

いずれにしても、定期的な通院は欠かさず行なうことが重要です。西村歯科では、幅広い症例に適応する矯正装置を使用する「マルチブラケットによる治療」を得意としています。また、一人ひとりの口の状況に合わせた、最適な矯正歯科治療を提案できるので安心です。堺市エリアで矯正治療を検討されているなら、ぜひ気軽に当院へご相談ください。

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