マルチブラケット治療における痛み | 矯正歯科コラム

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歯科コラム

マルチブラケット治療における痛み

大人の矯正治療には様々な方法があります。そのうちの1つがマルチブラケット治療です。全て大人の歯に生え変わった状態で、歯の表面にマルチブラケットという小さなボタンのような装置を取り付けます。そして、それにワイヤーを通して、引っ張ります。こうして歯を正しい位置に動かして整えていくのです。

この装置装着時3日~1週間ぐらいの期間に歯が痛みます。始めのうちは弱い力を加えていますが、歯が動き出すと痛みが感じられるようになります。ワイヤー装着後3~4時間ぐらいで痛み始めることが多いようです。 これは歯が動くように装置を使っており、歯が動くことで歯と骨の間の組織が圧迫されます。その炎症で痛みを感じますが、圧迫された側の骨が吸収され、歯が動き始めている証拠です。無事に矯正治療が進んでいるということなのでご安心ください。

痛みは1週間ほど続くのが平均的です。この痛みの感じ方には個人差があるので、我慢できないという方もいらっしゃいます。どうしても痛みが我慢できない場合には、市販の鎮痛剤で対処することが可能です。ただし、鎮痛剤をいつも服用し、炎症を抑えてしまうと、歯が動きにくくなってしまうので服用回数には注意が必要です。

その他に装着した器具にトラブルが起きて、痛みが感じられることもあります。例えば、ブラケットが外れてしまった、ワイヤーが抜けてしまったなどで、それらが歯茎や唇などに当たって痛む場合です。この状態は自分で対処することは難しいので、クリニックで装着器具を確認してもらいましょう。そして、治療が進むにつれて、歯が適切に動いていき、数週間から数ヶ月で徐々にワイヤーの先端が伸びてきます。

ワイヤーの先端にはカバーをつけるなどして、お口に当たらないようにはなっていますが、それでも当たって痛む場合があります。そのような時には、清潔にした装置に専用のワックスを取り付けて、痛みが出ないように処置することができます。マルチブラケット治療では、以上のような理由で痛みが出る場合があります。その原因を理解して、安心して治療を進めていきましょう。

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