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歯科コラム

床矯正について知ろう

歯列矯正と聞くと多くの人がワイヤー矯正を思い浮かべますが、床矯正という選択肢もあります。一般的に骨の柔軟性が高い小学生までが対象となりますが、大人でも治療を受けることが可能です。今回は、床矯正について分かりやすく解説します。

床矯正とは

床矯正は「しょうきょうせい」と読み、一般的なワイヤー矯正などと並ぶ矯正治療の1種です。口蓋や歯列の形に合わせて作られたマウスピースを「床」と呼びます。中央部分にネジが埋め込まれた特殊な形をしていますが、入れ歯をイメージすると分かりやすいでしょう。床矯正は、このネジを締めて「床」の面積を広くしていくことで、少しずつ顎を広げ、正しい位置へ歯を移動させる治療法です。

一般的なワイヤー矯正治療の場合、歯を動かすスペースを確保するために抜歯を行ないますが、床矯正では「緩徐拡大装置」や「急速拡大装置」と呼ばれる専用装置を使い、骨の横幅を広げてスペースを作り出すのです。また、長期に渡って歯の内側から圧をかけ続ける状態となるため、乱れた歯列をある程度整えてくれる効果も期待できます。

床矯正のメリット・デメリット

床矯正の大きなメリットは、簡単に取り外しができるということです。ワイヤー矯正の場合、治療を終えるまでの数年間は装置を付けたまま過ごします。しかし、床矯正は食事や歯磨きの際はもちろん、授業や仕事など必要に応じて取り外すことができるので、虫歯や歯周病になりにくく、私生活にも支障が出にくい治療と言われています。また、せっかく生えた永久歯を残して矯正できるのも魅力です。抜歯が必要ないので、余計な痛みを感じる心配もありません。

一方で、装着時間をしっかり管理しなければ、治療が長引く可能性があるという点がデメリットです。床矯正は取り外し可能ですが、基本は1日8時間以上、状態によっては14時間以上装着するよう指導されるケースもあることを理解しておきましょう。人によって違和感や話しにくさを感じる方もいますが、ほとんどの場合1〜2週間で慣れ、以前と同じように過ごせるようになります。

「歯並びを治したいけど、一般的なワイヤー矯正には抵抗がある」という方は、ぜひ一度歯科でご相談ください。

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