マルチブラケットを付ける前に知っておきたいこと|堺市の矯正歯科「西村歯科」 矯正歯科コラム

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矯正歯科コラム

マルチブラケットを付ける前に知っておきたいこと

マルチブラケット装置による治療は、歯科矯正の中でもっともポピュラーな方法です。しかし、治療期間や痛みの程度などが気になって、なかなか歯科矯正に踏み切れないという方もいるかもしれません。今回は、マルチブラケット装置を取り付ける前に知っておきたいことや、矯正治療の注意点についてご紹介します。

マルチブラケット装置の装着期間

マルチブラケット装置を装着する期間は、平均で約2~3年と言われています。ただし、もともとの噛み合わせや歯並びの状態によって期間は大きく変わります。なお、装着期間は年齢とともに長くなるとされており、大人の場合3年前後要することもあります。

マルチブラケット装着中の注意点

治療中は、マルチブラケット装置そのものや歯の移動の影響で、さまざまな口腔トラブルが起こる可能性があります。矯正中の注意点やリスクについても、あらかじめ把握しておきましょう。

【痛みや違和感が生じる可能性がある】
マルチブラケット装置は、ワイヤーの力を利用して歯を移動させる仕組みです。歯の周辺の細胞が新陳代謝を繰り返しながら移動するため、装着・調整直後は歯に痛みや違和感が生じることがあります。痛みの程度は個人差が大きいですが、多くの場合2~3日で消失します。また、歯が浮いたような違和感や締めつけ感も、1週間前後で落ち着きます。

【歯根吸収・歯肉退縮のリスク】
歯の移動に伴って、歯の土台部分である歯根が短くなったり、歯茎が下がったりすることがあります。歯根吸収は、軽度の症例を含めるとほとんどの歯科矯正で発生するもので、リスク回避が難しいとされています。ただし、歯根吸収・歯肉退縮ともに、歯の健康に影響するほどのケースは少ないでしょう。リスクを最小限に抑えるには、適切な力で歯を動かすことが重要です。

【虫歯になりやすい】
マルチブラケット装置は凹凸が多いため、どうしても歯磨きしづらい部分や磨き残しが発生しがちです。食べかすや汚れが溜まっていると、虫歯や歯肉炎になりやすくなります。毎食後にきちんと歯磨きをする、歯間ブラシやデンタルフロスを活用するなどの工夫が大切です。

記事監修 医療法人祐愛会「西村歯科」 西村 有祐

記事監修 医療法人祐愛会「西村歯科」 西村 有祐

略歴

  • 日本歯科大学新潟歯学部 卒業

所属学会・資格

  • 日本口腔インプラント学会JSOI専修医
  • 日本訪問歯科協会認定医
  • 日本歯周病学会 会員
  • 日本障害者歯科学会 会員
  • 日本訪問歯科協会 会員
  • 日本歯科保存学会 会員

著書

  • 『よみがえる青春のかみごこち』 国際臨床出版社
  • 『訪問歯科診療におけるメディカルインタビューの進め方』 日本訪問歯科協会
  • 『訪問歯科診療 アドバンスプログラム』DVD内著書 日本訪問歯科協会
  • 『補綴とデンチャーへのリマインダー』DVD教材収録 日本訪問歯科協会

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