マウスピース矯正中の食事は不便?外食・飲み会で困らないコツを解説|堺市の矯正歯科「西村歯科」 矯正歯科コラム

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矯正歯科コラム

マウスピース矯正中の食事は不便?外食・飲み会で困らないコツを解説

マウスピース矯正は目立ちにくい一方で、食事の際に着脱が必要なため、日常生活で不便を感じる場面があるかもしれません。
例えば、こんな場面で不便を感じやすいです。

・外食や飲み会で、マウスピースを着脱しなければならない
・職場や学校で歯磨きの時間が取れない
・1日20時間以上の装着に向けた間食のタイミングが難しい

この記事では、マウスピース矯正中の食事に関するルールや注意点、そして不便さを乗り切るための具体的なコツを解説します。

【シーン別】マウスピース矯正中の食事が不便と感じる瞬間と対策法

マウスピース矯正中は、日常生活の様々な場面で食事に関する不便さを感じることがあります。
特に外食や職場でのランチ、友人との会食など、自宅以外の場所ではマウスピースの着脱や食後のケアに困ることも少なくありません。
しかし、事前に状況を想定し、少しの工夫と準備をしておくだけで、これらの不便さは大幅に軽減できます。
携帯用の歯ブラシセットやマウスウォッシュなどを活用するのがおすすめです。
ここでは、具体的なシーン別に不便と感じる瞬間と、その対策法を紹介します。

ケース1:外食や飲み会で人目が気になる時の対処法

外食や飲み会では、人前でマウスピースを着脱することに抵抗を感じるかもしれません。
その際は、注文が終わった後や会話が途切れたタイミングで、化粧室や人目につかない場所に移動して外すのがスマートです。
外したマウスピースは必ず専用ケースにしまい、紛失を防ぎましょう。
食事が終わった後も同様に、化粧室で歯を磨いてから再装着するのが理想です。
もし歯磨きが難しい状況であれば、水で強く口をすすぐだけでも効果があります。
事前に会食の予定が分かっている場合は、携帯用の歯ブラシセットやマウスウォッシュを準備しておくと安心です。

ケース2:職場や学校で歯磨きの時間が取れない時の工夫

職場や学校での昼食後、忙しくて歯磨きの時間を十分に確保できないこともあるかもしれません。
そのような状況では、マウスウォッシュやデンタルリンスを活用するのが有効です。
口をすすぐことで、大きな食べかすを洗い流し、口内を一時的にさっぱりさせることができます。
また、水で口をしっかりゆすぐだけでも、何もしないよりはずっと衛生的です。
可能であれば、歯磨きティッシュや歯間ブラシだけでも使用すると、より清潔な状態を保てます。
ただし、これらはあくまで応急処置なので、帰宅後には必ず丁寧な歯磨きとマウスピースの洗浄を行いましょう。

ケース3:1日20時間以上の装着に向けた間食のタイミング

マウスピース矯正では、1日20時間から22時間以上の装着が推奨されており、これを守ることが治療成功の鍵となります。
そのため、間食のたびに着脱と歯磨きを繰り返していると、装着時間が不足しがちになります。
装着時間を確保するためには、間食の摂り方を工夫することが重要です。
例えば、おやつやデザートは食後すぐに食べるようにして、歯磨きの回数をまとめると効率的です。
また、甘い飲み物を飲む際も食事中や食後と決めるなど、「だらだら食べ」や「だらだら飲み」を避け、飲食の時間を区切る意識を持つことで、1日の総装着時間を管理しやすくなります。

マウスピース矯正中の食事で守るべき3つの基本ルール

マウスピース矯正を成功させるためには、食事中に守るべき基本的なルールがあります。
これらのルールは、装置の破損や変形を防ぎ、口腔内を清潔に保つことで虫歯や歯周病のリスクを低減させるために不可欠です。
矯正期間中の食事を快適にするためにも、これから紹介する3つのルールを日常生活で習慣づけるようにしましょう。
最初は手間に感じるかもしれませんが、慣れることでスムーズに対応できるようになります。

ルール1:食事や間食の際は必ずマウスピースを外す

食事や間食を摂る際には、必ずマウスピースを外す必要があります。
マウスピースは薄いプラスチックで精密に作られているため、装着したまま食べ物を噛むと、強い力によって割れたり、変形したりする恐れがあります。
装置が破損すると計画通りに歯が動かなくなり、治療期間の延長につながる可能性も否定できません。
また、食べかすがマウスピースと歯の間に挟まることで、虫歯や歯周病の原因にもなります。
コーヒーやカレーなど色の濃い食べ物は装置の着色を引き起こすため、衛生面と審美性の両方から、飲食の際は必ず外すことを徹底しましょう。

ルール2:食後は歯を磨いてからマウスピースを再装着する

食べた後は、必ず歯を磨いてからマウスピースを再装着することが原則です。
食後の口内には食べかすや歯垢が残っており、そのままマウスピースを装着すると、汚れが歯の表面に長時間密着した状態になります。
これは虫歯菌が繁殖しやすい環境を作り出し、虫歯や歯周病、口臭のリスクを著しく高めます。
歯磨きをする際は、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れまでしっかり除去することが理想的です。
清潔な状態で再装着することで、口腔トラブルを防ぎ、矯正治療を円滑に進めることができます。

ルール3:外したマウスピースは紛失防止のため専用ケースに入れる

食事のために外したマウスピースは、必ず専用のケースに入れて保管する習慣をつけましょう。
特に外食時、ティッシュペーパーに包んでテーブルの上に置いておくと、誤ってゴミと一緒に捨ててしまうという紛失トラブルが非常に多く発生します。
マウスピースを紛失すると、再製作に時間と追加費用がかかり、治療計画に遅れが生じる原因となります。
また、ポケットやカバンに直接入れると、不衛生なだけでなく、圧力がかかって変形や破損につながる可能性もあります。
紛失や破損のリスクを避けるためにも、必ず専用ケースで安全に保管することが大切です。

なぜ?マウスピースを装着したまま食事をしてはいけない3つの理由

マウスピース矯正では、装着したまま食事をすることが固く禁じられています。
マウスピースを外さないで飲食をすると、装置そのものや歯に深刻なダメージを与える可能性があるからです。
このルールを面倒に感じてしまうかもしれませんが、なぜ「したまま食事」がいけないのか、その具体的な理由を理解することで、ルールを守る重要性がわかります。
ここでは、マウスピースを装着したまま食事をしてはいけない3つの主な理由について詳しく解説します。

理由1:装置が破損・変形してしまうリスクがある

マウスピースを装着したまま食事をすると、噛む力によって装置が破損・変形するリスクが非常に高まります。
マウスピースは約0.5mm程度の薄いプラスチック素材でできており、精密な矯正力を歯にかけるよう設計されていますが、食事の際に加わる強い咀嚼力には耐えられません。
硬いものを噛んだ際に割れたり、欠けたりすることがあります。
また、熱い食べ物や飲み物によって変形してしまう可能性も考えられます。
装置が破損・変形すると、歯を正しく動かすことができなくなり、治療計画に遅れが生じるだけでなく、作り直しのために追加の費用や時間が必要になります。

理由2:食べ物の色素でマウスピースが黄ばんでしまう

マウスピースを装着したまま食事をすると、食べ物に含まれる色素が装置に沈着し、黄ばみの原因となります。
特にカレーやコーヒー、紅茶、赤ワイン、ケチャップといった色の濃い飲食物は、短時間でもマウスピースを着色させます。
マウスピース矯正の大きなメリットは、装置が透明で目立ちにくいことですが、黄ばんでしまうとその利点が損なわれてしまいます。
一度着色してしまった汚れは、洗浄しても完全に落とすことが難しい場合が多いです。
治療期間中、常に清潔で透明な状態を保つためにも、色の濃い飲食物を口にする際は必ずマウスピースを外しましょう。

理由3:虫歯や歯周病になる可能性が高まる

マウスピースを装着したまま食事をすると、虫歯や歯周病のリスクが大幅に高まります。
食べ物のかすがマウスピースと歯の間に閉じ込められ、唾液による自浄作用が働かなくなります。
その結果、糖分をエサにして虫歯菌が酸を産生し、歯が溶けやすい環境が長時間続くことになります。
また、歯と歯茎の境目に溜まった歯垢は歯周病の原因にもなります。

まとめ

マウスピース矯正中の食事は、「食事の際は外し、食後は歯を磨いてから再装着する」という基本ルールを守ることが重要です。
このルールにより、装置の破損や変色を防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを低減できます。
外食や間食の際には着脱やケアが不便に感じられることもありますが、携帯用歯ブラシセットなどを活用し、事前の準備と工夫で対応可能です。
基本的には食べ物の制限がなく、矯正中でも食事を楽しめるのがマウスピース矯正の利点です。
正しい知識を身につけ、自己管理を徹底することで、食事のストレスを減らしながら治療を進めることができます。

記事監修 医療法人祐愛会「西村歯科」 西村 有祐

記事監修 医療法人祐愛会「西村歯科」 西村 有祐

略歴

  • 朝日大学歯学部 卒業

所属学会・資格

  • 日本口腔インプラント学会JSOI専修医
  • 日本訪問歯科協会認定医
  • 日本歯周病学会 会員
  • 日本障害者歯科学会 会員
  • 日本訪問歯科協会 会員
  • 日本歯科保存学会 会員

著書

  • 『よみがえる青春のかみごこち』 国際臨床出版社
  • 『訪問歯科診療におけるメディカルインタビューの進め方』 日本訪問歯科協会
  • 『訪問歯科診療 アドバンスプログラム』DVD内著書 日本訪問歯科協会
  • 『補綴とデンチャーへのリマインダー』DVD教材収録 日本訪問歯科協会

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