マウスピース矯正で迎える結婚式|インビザラインとワイヤー矯正比較|堺市の矯正歯科「西村歯科」 矯正歯科コラム

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矯正歯科コラム

マウスピース矯正で迎える結婚式|インビザラインとワイヤー矯正比較

結婚式という特別な日のために歯並びを整えたいと考える人は少なくありません。
歯の矯正には、インビザラインに代表されるマウスピース矯正と、従来からあるワイヤー矯正という選択肢が存在します。
どちらの方法にもメリットとデメリットがあり、結婚式までの期間や理想の歯並び、ライフスタイルによって最適な治療法は異なります。
それぞれの特徴を正しく理解し、後悔のない選択をするための情報を解説します。

結婚式当日のマウスピースはどうする?外しても大丈夫?

マウスピース矯正中に結婚式当日を迎える場合、多くの人が気になるのはマウスピースの取り扱いでしょう。
ここでは、挙式当日の具体的な対応方法と注意点を説明します。

披露宴や写真撮影中はマウスピースを外すのが一般的

結婚式の当日は、基本的にマウスピースを外して過ごすことが可能です。1日程度外していても、治療計画に大きな遅れが生じる心配はほとんどありません。ただし、式が終わったら忘れずに再装着することが重要です。

結婚式に向けたマウスピース矯正の3つのメリット

結婚式という晴れ舞台に向けて歯列矯正を検討する際、インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は多くのメリットがあります。
ここではマウスピース矯正が選ばれる具体的な3つのメリットを詳しく見ていきます。

メリット1:矯正装置が目立たず見た目を気にせず過ごせる

マウスピース矯正の最大のメリットは、装着していても周囲に気づかれにくい点です。
ワイヤー矯正のように金属の装置が見えることがないため、矯正中のストレスが大幅に軽減されます。

メリット2:食事や歯磨きの際に自分で取り外せる

マウスピースは自分で簡単に取り外せるため、食事の際に装置を気にする必要がありません。ワイヤー矯正のように食べ物が装置に挟まる心配がなく、食事の制限を気にせず楽しめます。
また、取り外して歯磨きができるため、口腔内を清潔に保ちやすいのも大きなメリットです。

メリット3:ホワイトニングを同時に進められる

マウスピース矯正では、治療と並行して歯のホワイトニングを行うことが可能です。
歯並びを整えながら同時に歯の白さも手に入れられるため、より一層美しい口元で結婚式を迎えたいと考える人に最適です。

結婚式に向けたマウスピース矯正で考慮すべきデメリット

マウスピース矯正は結婚式を控えた人にとって多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。

デメリット1:自己管理ができないと治療計画が遅れる

マウスピース矯正は、1日20時間~22時間以上の装着が推奨されており、この時間を守ることが治療成功の鍵となります。
装置を自分で取り外せる手軽さがある反面、装着時間が不足すると歯が計画通りに動かず、治療期間が延びてしまう可能性があります。

デメリット2:対応できる歯並びの症例に限りがある

マウスピース矯正は万能ではなく、歯並びの状態によっては適用できないケースがあります。
軽度から中程度の叢生(歯のでこぼこ)や空隙歯列(すきっ歯)などには効果的ですが、重度の歯並びの乱れや、骨格に問題がある場合、抜歯が必要な複雑な症例には対応が難しいことがあります。

結婚式前のワイヤー矯正で知っておきたいメリット

ワイヤー矯正はマウスピース矯正にはない優れたメリットを持っています。
対応できる症例の幅広さや治療効果の確実性は、ワイヤー矯正ならではの強みです。
結婚式に向けて確実な歯並びの改善を最優先に考えるのであれば、ワイヤー矯正が最適な選択肢となる可能性も十分にあります。

メリット1:幅広い歯並びの悩みに対応可能

ワイヤー矯正の大きなメリットは、対応できる症例の幅広さです。
抜歯が必要な重度の叢生や出っ歯、受け口など、マウスピース矯正では治療が困難とされる症例でも、効果的な治療が期待できます。

メリット2:装着時間が長く効果が出やすい

ワイヤー矯正は装置を一度装着すると自分で取り外すことができません。そのため、24時間継続的に歯に矯正力がかかり続けることになります。
これは、マウスピース矯正のように自己管理によって装着時間が左右されることがないため、治療計画が遅延するリスクが低いことを意味します。

結婚式前のワイヤー矯正で注意すべきデメリット

確実な効果が期待できるワイヤー矯正ですが、結婚式を控えている場合には特に注意すべきデメリットもあります。
見た目の問題や日常生活での不便さは、矯正期間中のストレスにつながる可能性があります。

デメリット1:金属の装置が目立ちやすい

ワイヤー矯正の最も大きなデメリットは装置の見た目です。
歯の表側に金属製のブラケットとワイヤーを装着するタイプは、口を開けたときにどうしても目立ってしまいます。
ブラケットを白や透明のセラミックやプラスチック製にする審美ブラケットや、歯の裏側に装置をつける舌側矯正といった選択肢もあります。
ただし、これらの方法は従来の金属ブラケットに比べて費用が高くなる傾向があります。

デメリット2:食事や歯磨きに手間がかかる

ワイヤー矯正は装置を自分で取り外せないため、食事や口腔ケアに手間がかかります。
食べ物が装置に絡まったり挟まったりしやすく、特に繊維質な野菜や粘着性の高いキャラメル、餅などは注意が必要です。
食後の歯磨きも、装置の周りやワイヤーの下に汚れが残りやすいため、専用の歯ブラシや歯間ブラシを使って丁寧に行わなければなりません。

【タイプ別】結婚式前の歯列矯正、あなたにおすすめなのはどっち?

結婚式という目標に向けてどちらの方法を選ぶべきか、迷う人も多いでしょう。
自身の性格や歯並びの悩み、何を優先したいかを考えながら、自分に合った治療法を見つける参考にしてください。

マウスピース矯正が向いている人の特徴

マウスピース矯正は矯正中の見た目を最も重視する人におすすめです。
他にも、下記のような条件に当てはまる人に向いているといえるでしょう。

・衛生管理を徹底したい
・1日20時間以上の装着時間を守れる(自己管理能力が高い)
・歯並びの乱れが比較的軽度から中程度である
・ホワイトニングも同時に進めたい

ワイヤー矯正が向いている人の特徴

ワイヤー矯正は、抜歯が必要な場合や歯を大きく動かす必要があるなど、複雑で難しい歯並びの人に最も適しています。
また、下記の人にもおすすめです。

・自己管理に自信がない
・治療効果の確実性を最優先し、結婚式までに確実に歯並びを整えたいと考えている

結婚式までに歯並びを整える!矯正にかかる期間の目安

歯列矯正にかかる期間は、個人の歯並びの状態や治療範囲、選択する矯正方法によって大きく異なります。

・全体矯正:1年~3年程度
・前歯などの部分矯正:数ヶ月~1年程度

結婚式の日程が決まっている場合は、その日から逆算して治療計画を立てることが重要です。

ブライダル矯正で必要になる費用の相場

結婚式に向けた歯列矯正にかかる費用は、治療法や範囲、歯科医院によって異なります。

▼マウスピース矯正(インビザラインなど)
部分矯正:約30万円~60万円
全体矯正:約70万円~120万円

▼ワイヤー矯正
約60万円~100万円
セラミックブラケット:約80万円~120万円
舌側矯正:約100万円~150万円

結婚式前のマウスピース矯正に関するよくある質問

プレ花嫁・プレ花婿が抱きがちなマウスピース矯正に関するよくある質問とその回答をまとめました。

Q. 挙式当日はマウスピースを外していても治療に影響はない?

結婚式当日の1日程度であれば、マウスピースを外していても治療計画に深刻な影響が出ることはほとんどありません。
ただし、式や披露宴が終わったら、できるだけ早くマウスピースの装着を再開しましょう。
外している時間が長引くと、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こり、マウスピースがはまらなくなる可能性があります。夜寝る前には必ず装着するように心がけてください。

Q. 前撮りの時もマウスピースは外していい?

はい、前撮りの際もマウスピースを外して撮影に臨んで問題ありません。撮影が終わったら、速やかに装着を再開してください。

Q. 結婚式の準備期間中に矯正を始めるのは遅い?

矯正治療を始めるのに遅すぎるということはありませんが、期間によって治療のゴール設定が変わってきます。
例えば、式まで1年以上ある場合は、全体の歯並びを整える全体矯正も視野に入れられます。もし半年から数ヶ月しかない場合でも、気になる前歯だけを整える部分矯正を選択することで、見た目の印象を大きく改善することが可能です。

まとめ

結婚式という特別な日を最高の笑顔で迎えるために、マウスピース矯正は有効な選択肢の一つです。
装置が目立たず、食事や歯磨きがしやすいといったメリットは、多忙な結婚準備期間中でもストレスなく治療を進める上で大きな魅力となります。
一方で、自己管理の徹底が求められる点や、症例によっては適用できないといった側面も理解しておく必要があります。

まずは専門の矯正歯科に相談し、カウンセリングを通じて具体的な治療計画や期間、費用について確認することから始めましょう。

記事監修 医療法人祐愛会「西村歯科」 西村 有祐

記事監修 医療法人祐愛会「西村歯科」 西村 有祐

略歴

  • 日本歯科大学新潟歯学部 卒業

所属学会・資格

  • 日本口腔インプラント学会JSOI専修医
  • 日本訪問歯科協会認定医
  • 日本歯周病学会 会員
  • 日本障害者歯科学会 会員
  • 日本訪問歯科協会 会員
  • 日本歯科保存学会 会員

著書

  • 『よみがえる青春のかみごこち』 国際臨床出版社
  • 『訪問歯科診療におけるメディカルインタビューの進め方』 日本訪問歯科協会
  • 『訪問歯科診療 アドバンスプログラム』DVD内著書 日本訪問歯科協会
  • 『補綴とデンチャーへのリマインダー』DVD教材収録 日本訪問歯科協会

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